助産学校

助産学生の1年間!年間スケジュールと授業の実際に迫る

皆さんこんにちは!

助産師ブロガーのえりです!

よろしくお願いします!

 

助産学校の多くは1年間です。

私も1年制の助産学校に入学しました。

助産学校の1年間は皆さん未知なのではないでしょうか?

体験談も少ないですし、とりあえず過酷なイメージがあるのではないでしょうか?

ここからは助産学校の1年間をどのように過ごしたか

という実際をお伝えします!

今回は年間スケジュールと学内での授業に関してお伝えしていきます。

年間スケジュール

4月 入学式、学内授業
5月 学内授業
6月 実技試験
7月 定期試験、実習、学校祭
8月 夏季休業
9月 定期試験、実習
10月 実習、学会参加
11月 実習
12月 実習、冬季休業
1月 定期試験
2月 助産師国家試験
3月 卒業式

上記の表は私が通っていた時の助産学校の年間スケジュールです。

 

初めは座学で助産の基礎や様々な時期に応じた妊婦の変化や関わり

社会的なことや倫理的なことまで盛りだくさんの内容を学びます。

 

助産学校はただの座学だけではなく、グループワーク

での課題が多く出題されます。

課題に対してそれぞれのグループで意見を出してまとめていきます。

 

多い時には、同時期に3~4つのグループワークの

課題が出されることもありました。

 

グループメンバーが異なる事も暫しあったため、

時間を決めながら皆で協力して行っていました。

 

私の同級生は全て寮生だったためグループワークは比較的円滑に進みました。

 

寮がない学校では誰かの家に集まったり、外でしなければならないことがあります。

そのため、寮生で良かったと思いました。

学内の授業

座学の授業は学校の先生、医師、助産師、外部講師など

様々な方に担当してもらいました。

 

看護の知識があっても分野が異なるため、全く新しい知識ばかりで日々奮闘してました。

特に妊娠期と分娩期は覚えることや知識量が非常に多く、

難しかったことを覚えています。

 

正常な経過だけでなく、異常な経過も把握する必要があるため

日々必死に勉強していました。

ただ、自分の将来にも直結しますし、興味がある分野だったため、

楽しく授業を受けることが出来ました。

 

座学に加え、実習に向けた実技の授業も始まりました。

1番苦労した事が、やはり分娩介助練習でした!

分娩介助に関しては正直未知の領域でした。

いくら机上で経過を理解し、日々人形や分娩介助に必要な物品を使用し練習しても、

自分が本当に赤ちゃんを取り上げることが出来るのか不安しかありませんでした。

 

実際に現場で実習するために実技試験もありました。

皆で合格するため、グループで

直接介助者役

産婦役

手順を見て正しいかをアドバイスする役に分かれ、

授業以外にも昼休みや放課後を使用して練習しました。

私は、特に

子宮口開大の感覚を掴むこと

赤ちゃんを取り上げる時の手技の確立

産婦さんへの声掛け

に難しさを感じました。

 

お産は日頃から体験出来るものでは無く、

私も助産学生になるまでに実際のお産を見たことは、

看護学生の実習の1度だけでした。

 

その時は初めて赤ちゃんが産まれる現場を目の当たりにし、

生命の誕生に圧倒されてしまいました。

 

しかも、看護学生は基本的に産まれる直前からの見学です。

 

そのため、もうすぐ産まれるタイミングに産婦さんと突然関わり、

赤ちゃんが産まれるまでの壮絶な現場を見学するため、

正直「出産って本当に凄いな」という感想しか出てきませんでした。

 

看護学生時代の実習先の病院が、

分娩台を使用しなフリースタイルの病院だったため、

フリースタイルのお産を見学しました。

 

徐々に増えてきていると思いますが、今でも分娩台でのお産が一般的です。

私が助産学校で実習した施設も分娩台でのお産でした。

 

そのため、分娩台でのお産を見学出来ていなかったため、

より手技や声掛けのイメージが出来ませんでした。

そのため、実技練習と手順の確認を実習に向けて日々行いました。

その成果もあり無事に実技試験をクリアすることが出来ました。

 

また、授業の中では様々なお産に備え、

急速に進行した場合の対応などもグループで考えました。

経産婦さんでは数分でお産になることがあります。

 

そのため、準備や声掛けについて考え、

5分以内に安全にお産出来るように対応を考え、それぞれグループで実践しました。

その時、様々なお産に備えて考えて動かなければならないことを学びました。

おわりに

最後までお読み頂きありがとうございました。

今回は年間スケジュールと学内での学習、

実習のための実技手技獲得に関してお話してきました。

 

助産師は看護師とは異なり1つの分野ではありますが、

その中でもより深い所まで学ぶ必要があるため内容の濃い1年となります!

大変なこともありますが、同級生と協力しぜひ楽しい1年間を過ごして下さい!

次回以降もお読み頂ければ幸いです!

ありがとうございました。