妊活

現役助産師が「ヒキタさん!ご懐妊ですよ」を観て感じたことと妊活や不妊問題を解く!

皆さんこんにちは!

助産師ブロガーのえりです!

よろしくお願いします!

 

今回私は10/4に公開された

「ヒキタさん!ご懐妊ですよ」

を観てきました。

日本人は妊娠に対する知識が先進国の中でも最低レベルです。

「性教育=はしたない、いやらしい」というような

認識があるのかも知れませんが

良くも悪くも教育が全てです。

そのため、今回不妊の映画が公開され

日本の妊娠や不妊治療に対する意識が少しでも変われば良いと思います。

映画を見て助産師として1人の人間として感じたことは、

妊娠を望む方やその家族や周りの方には

より妊娠や不妊治療に関する正しい知識を持ってほしいということです。

映画化となった意図とは?

この映画は、

不妊治療に臨む夫婦とその夫婦を取り巻く環境をリアルに表している

疋田邦夫さんのエッセイをそのまま実写化した映画です!

 

不妊治療に臨む夫婦の感情が赤裸々に描かれており思わず涙してしまいました。

笑いあり涙ありというのはまさにこの映画のことだと実感致しました。

 

映画を見て率直に思ったことは、

ヒキタさん夫婦だけでなくその家族の気持ちも書かれているということです。

様々な目線からこの映画を楽しむことができます。

不妊治療という言葉は今でこそ皆さんご存知だと思いますが、

その実態や内容などは知らない方がほとんどではないでしょうか?

知らないからこそ未だに偏見や不妊の原因の多くは

女性要因だと思っていらっしゃると思います。

 

今回は人気作家の疋田邦夫さんが自らの体験を

赤裸々にエッセイにし映画化となったことで

男性不妊という言葉が世の中の方に認知されるのではないでしょうか?

 

最近は晩婚化や年の差婚も一般的となってきましたので、

より不妊が社会的問題となる事でしょう。

 

まず、不妊は「夫婦生活をしても1年以上妊娠しない場合」のことを指します。

一般的に何も問題のない夫婦は1年以内に妊娠すると言われております

そのため、1年が1つの基準となります。

不妊という事実は多くの夫婦が認めたくない事実です。

ヒキタさん自身も自分の精子に原因がある分かった時、

医師に対して食い気味にジムにも通って健康診断でも

問題が無かったという事を語っておりました。

人間は自分が受け入れられないまたは受け入れたくない事実を

突きつけられるとそんなはずはない。

何かの間違いだと衝撃を受け否定したくなります。

この映画でもそれがまさしく描かれておりました。

 

特に、現代人は仕事や自分のプライベートを優先にし、

人生の中でも一大イベントの妊娠を後回しにしがちな人が多いです。

ただ、養育能力が無いにも関わらず無責任に妊娠することは許されません。

 

そのため、自分が妊娠できるタイミングに妊娠できる身体を作る必要があります。

加齢を止める事は出来ませんが、

妊娠しやすい身体作りを意識し実践することは出来ます。

ヒキタさんも実施していましたが生活習慣を変えることは非常に大切です。

・バランスの良い食事

・禁煙、禁酒

・早寝早起き

・適度な運動

・ストレスを溜めない

などです。

当たり前のように感じるかも知れませんが、

意外とご自身の生活習慣を省みると逸脱している点があるのではないでしょうか?

赤ちゃんが育つ環境を整えながら必要であれば不妊治療を行っていきます。

まずは不妊治療には劇中でも出てきますが段階に応じて様々な方法があります。

・タイミング法

・人工授精

・体外受精

当然段階が進めば進むにつれ、身体的・精神的・経済的負担が増してきます。

また、ヒキタさん夫婦は不妊に加え、年の差婚という問題がありました。

年の差婚であったためサチさん(嫁)の父親から結婚自体を反対されており、

不妊治療をすると打ちあけたときも当然大反対!!

娘を思う父親の心境を考えると分かりますが、不妊が夫婦や家族関係を崩壊する危険性もあります。

そのため、10代20代のうちから正しい妊娠の知識をつけましょう。

妊娠や性教育は生きていくうえで非常に大切な知識です。

まずは他人事ではなく自分事として捉えるようにしてみてはいかがでしょうか。

おわりに

最後までお読み頂きありがとうございました。

今回は男性不妊をテーマにした「ヒキタさん!ご懐妊ですよ」を

実際に観たことで感じたことや妊娠、不妊に関することを書きました。

ナイーブな問題として日本人は敬遠しがちですが

不妊という現実を突きつけられてからでは遅いです。

映画化するということは、そのくらい不妊の問題は

日本で深刻化しているということです!

少しでも将来的に妊娠したいと思ってる方の行動の火付け役になれれば幸いです。

次回は妊活や不妊治療に関してお伝えしていきたいと思います。

ありがとうございました。