妊活

現役助産師が語る妊娠に健康に大切な油とは?身体が欲している油の真実をお伝えします

皆さんこんにちは!

助産師ブロガーのえりです!

よろしくお願いします!

 

今回は前回お話した卵子を作っている油に関して詳しくお話していきます。

https://midwife-style.com/midwife-ninsin-genrigensoku/

 

は卵子だけでなく

私たちの身体の細胞1つ1つを形作っている細胞膜にも存在しているため

良質な油身体が欲している油を知ることは

私たちの身体が健康になる大きなポイントの1つでもあるため

ぜひ油の真実をお伝えしていきたいと思います。

身体が欲している

には不飽和脂肪酸飽和脂肪酸があります!

不飽和脂肪酸

低い温度でも溶け、10~20℃程度の室温では液体。

不飽和脂肪酸はエネルギー源でもあり、体の各種細胞膜の重要な構成成分です。

大きく一価不飽和脂肪酸(オメガ9系)多価不飽和脂肪酸(オメガ6系、オメガ3系)と分けることができ、その種類によって様々な働きがあります

<不飽和脂肪酸の分類>
一価:オメガ9系 オレイン酸 オリーブオイル、アボカドオイル、アルガンオイル、カメリアオイルなど
多価:オメガ6系 リノール酸 べに花油、コーン油、グレープシードオイル、コーン油、ゴマ油など
多価:オメガ3系 α-リノレン酸 エゴマ油、アマニ油など
EPA 青魚など
DHA 青魚など

一価不飽和脂肪酸
オメガ9系脂肪酸体内で合成できる
HDL(善玉)コレステロールを下げずに、LDL(悪玉)コレステロールだけを除く働があり、動脈硬化や高血圧の予防に効果があるといわれています。
腸の働きを活性化し、便秘予防にも効果があります。

多価不飽和脂肪酸
オメガ6系脂肪酸体内で合成できないため、食べ物からの摂取が必要(必須脂肪酸)
コレステロール値を下げる働きがありますが、LDL(悪玉)コレステロールだけでなく、HDL(善玉)コレステロールも減少させてしまうため摂りすぎには注意が必要です。
また摂りすぎによって、アトピーなどのアレルギー疾患の悪化、動脈硬化を引き起こ
すリスクも報告されています。

オメガ3系脂肪酸体内で合成できないため、食べ物からの摂取が必要(必須脂肪酸)
血中の中性脂肪を減らすほか、血栓ができるのを防いだり、不整脈の発生を防止したり
生活習慣病予防の効果があります。
不足すると皮膚炎、集中力低下などが起こります。
ただし、α-リノレン酸は摂りすぎると前立腺がんのリスクが高まる報告があります。

 

飽和脂肪酸

溶ける温度が高く、室温では固体。体内で合成できる。

飽和脂肪酸は一般的に肉や乳製品に多く含まれる酸化しにくい油で、

体にとって重要なエネルギー源です。

不足すると血管がもろくなり、脳出血を起こすリスクがある。

しかし、摂り過ぎるとLDL(悪玉)コレステロールや中性脂肪を増やし
心疾患のリスクが高まります。

また、心筋梗塞や、肥満、糖尿病を招く危険性があります。

<飽和脂肪酸の分類>
短鎖脂肪酸 酢、バターなど 食品からも摂取できるが、主に腸内発酵で体内で生成される脂肪酸で、脂肪の合成やミネラルの吸収などに使われる
中鎖脂肪酸 ココナッツオイルなど 長鎖に比べ消化吸収が早く、すぐにエネルギーとして使われ体に蓄積されにくい
長鎖脂肪酸 ラード、牛脂など ゆっくりと吸収されて肝臓や筋肉などの組織に運ばれたのち、余分なものは体脂肪として蓄積される

 

このように油は大きく分けて2種類あります。

両方必要な油ではありますが、

物によっては取り過ぎることで、弊害が生じることがありますので注意が必要です。

 

また、皆さんはトランス脂肪酸という言葉をご存知でしょうか?

トランス脂肪酸は、脂質の構成成分である脂肪酸の一種です。

植物油などからマーガリンやショートニングなどを製造する際や植物油を高温にして脱臭する工程で生じます。

そのため、マーガリンやバター、菓子類に多く含まれております。

厚生労働省の公式HPに詳しく書かれているため添付しておきます。

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000091319.html

 

また、2018年6月、米国食品医薬品局(FDA)は、

トランス脂肪酸を含む部分水素添加油脂の食品使用について、

原則禁止に踏み切りました。

使用禁止の理由は、脂質が細胞膜の極めて重要な構成要素だからです。

トランス脂肪酸を摂ると細胞膜の質が劣化し、細胞膜の働きを悪化させる。

また善玉コレステロールを減少させて悪玉コレステロールを増加させる

などさまざまな健康トラブルを招きます。

しかし、日本ではトランス脂肪酸は良くないとは言われていても

米国ほどの規制はありません!

そのため、私たちは自分で情報を取り取捨選択をする必要があります。

 

厚生労働省「第7次改定 日本人の食事摂取基準 (2005年版) 」の18歳以上においては、オメガ6系脂肪酸とオメガ3系脂肪酸の比率は、3.4~4.6:1と算出されています。

https://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000041733.html

 

そのため、オメガ6とオメガ3の配合が私たちの身体が欲している油を

使用することがベストということになります。

バランスオイルなどで検索すると

私たちが摂取すべき油の情報が得られますのでぜひ取り入れてみてください。

バランスオイルに関する検索上位のHPを載せておきますので参照してください。

http://www.amwayhome.jp/cooking/deli_selection/essante/lineup/balance_oil.html

(Amway エサンテ)

https://noevirstyle.jp/DetailWebForm.aspx?Group=008578

(ノエビア 健康バランスオイル)

https://product-j-oil.dga.jp/detail.html?page=1&id=5

(AJINOMOTO ヘルシーオメガバランス)

https://www.pola.co.jp/company/pressrelease/pdf/2017/po20170209.pdf

(POLA ビューティーバランスオメガオイル)

 

それぞれの会社で少し異なる点はあると思いますが、

ぜひ自分や赤ちゃんの健康を考えた油選びをしてみてください。

おわりに

最後までお読みいただきありがとうございました。

今回は卵子はもちろんのこと

私たちの健康に直結する油に関してお伝えしてきました。

油は全て一緒な訳ではありません!

そのため、健康や妊活のためにほぼ毎日摂取する油から見直してみてはいかがでしょうか?

次回以降もお読み頂けると幸いです。

ありがとうございました!