皆さんこんにちは!
助産師ブロガーのえりです!
よろしくお願いします!
今回は良質な卵子と水の関係についてお話していきます。
以前、卵子は油と水から出来ているとお話しました。
そこで、水が卵子とどのような関係があるかをお伝えしていきます。
ご自身が知り得ている情報が間違えていれば、特に妊娠に関しては
場合によっては取り返しの付かないことになり兼ねません。
そのため、水の大切さをお伝えしていきます。
・卵子とは
・良質の卵子とは
・卵子と水の関係性は
そもそも卵子とは?
卵子がいつできるかご存知でしょうか?
母親のお腹の中にいる時にすでに一生分の卵子が作られます。
胎児の卵巣に卵子の基の原始卵胞が約200万個生成されます。
生まれた後に新しく卵子が作られることはありません。
それどころか生まれてから月経のはじまる思春期頃には、
約170万個から180万個が自然に消滅し、
思春期・生殖年齢の頃には約20~30万個まで減少します。
その後も、1回の月経の周期に約1000個が減少しており、
1日にすると30~40個が減り続けているとされています。
このように、年々卵子の数は減少し、年齢と共に卵子も老化していきます。
卵子は精子と出会い、細胞分裂を繰り返し赤ちゃんへ成長していきます。
しかし、老化とともに残念ながらその機能は落ちてきてしまいます。
普通に考えていただければ分かると思いますが、家も築○年とありますが、
リフォーム等をしなければ、色々な所が古くなってきてしまうことがあります。
この表現が適切かは分かりませんが、原理としては同じです。
ただ、建物と異なる点は卵子は1度作られるとそこから新しく作られたり、
作られたものの機能が向上するということが無いということです。
そのため、簡単に言ってしまえば年齢を重ねることで卵子も老化します。
老化した卵子を元に戻すことは残念ながら不可能です。
また、生物学的に人類の妊娠適齢期は22~28歳といわれています。
どれだけ、外見が若くて健康で合っても内面は
年齢相当の老化を伴っていることがあります。
良質な卵子とは?
良質な卵子とは精子と出会い問題なく細胞分裂ができ、
赤ちゃんに成長できる卵子です。
原始卵胞が年を重ねると、排卵が行われても、
卵子が卵子としての機能を失っている状態が多くなります。
また、染色体異常をもつ卵子も増えてしまい、
染色体異常を持った卵子は受精卵になったとしても育たない、
育っても着床しない、着床しても流産してしまうという事が多くなります。
卵子の染色体異常は年齢に関係なくおこります。
しかし、年齢を重ねるにつれて卵子の染色体異常の数は多くなり、
これは原始卵胞が年を重ねたからだと考えられています。
よって、良質な卵子というのは妊娠をする上で非常に重要になってきます。
卵子と水の関係性とは?
水は卵子にとってなくてはならない存在です。
卵子は油と水が主な成分です。
油に関しては以前もお伝えしましたので、
そちらの記事を確認してください。
https://medical.midwife-style.com/ninkatu/ninsin-baransuoil/
また、水は卵子だけでなく身体をも作っています。
水は身体の60%を占めています。
そのため、普段から意識して水は飲みましょう。
私たちの身体はいわば自然と同じです。
綺麗な川は常に水が流れ続けていると思います。
ただ、水が少ないと水溜りや沼のようになってしまい、
そこに留まり淀んで不衛生な状態になってしまいます。
私たちの身体も常に循環していることが重要です。
その上で、綺麗な水や質のいい食物や栄養により身体は健康状態を保てます。
これが、暴飲暴食や添加物の多量摂取、
糖分や塩分の取りすぎ等身体へ悪影響を及ぼす食生活では
身体も病気のリスクや老化に拍車がかかります。
良質な卵子を保つためには水をしっかり取り
卵子が触れる水分も循環させましょう。
淀んだ水ではなく常に新鮮な水を届けることで
良質な卵子の状態を保てる可能性は大きいです。
おわりに
最後までお読みいただきありがとうございます。
今回は卵子に関してと良質な卵子と水の関係性に関してお伝えしてきました。
多くの方はそもそも卵子のことや
卵子がどのように出来ているか
ご存知でない方が多いと思いますので、
今回の記事が少しでも皆様の役に立てば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございます。
ありがとうございました。