皆さんこんにちは!
助産師ブロガーのえりです!
よろしくお願いします!
今回からは『妊活』に関してお話していきます。
妊活と聞くと皆はどのようなイメージがあるでしょうか?
「特別なことをしなければいけないのでは」
という気持ちになるかもしれませんがそんなことはありません!
不妊や妊活はナイーブな問題であり、情報も少ない分野です。
現代は出生数が減少しているにも関わらず
不妊治療を受ける夫婦の数は増加しております。
その数は、2003年厚生労働科学特別研究「生殖補助医療技術に対する国民の意識に関する研究」では、実際に不妊治療(排卵誘発剤、人工授精、体外受精、顕微授精、その他)を受けている方は、推計で46万6,900人(タイミング法も含めると56万1,500人)となっています。
そして、2003年から2015年の12年間でその数は4倍へ増加しています。
https://medicalnote.jp/contents/171227-018-EI
【増える不妊治療 - どれくらいの割合の人が治療しているのか】より
このように少子化だけでなく不妊も大きな問題となっております。
そのため、今回助産師として出来ることは無いか。
そして、自分が助産師になりたかったきっかけを思い出し
妊活に関して様々な真実をお伝えしていこうと思います。
お読みいただき少しでも皆様のお役に立てれば幸いです!
日本の不妊の現状
今不妊症は大きな問題になっており、
国立社会保障・人口問題研究所の2015年の報告によると、「不妊を心配したことがある(または現在心配している)」夫婦の割合は35.0%と増加しています。子どものいない夫婦では、55.2%となっています。
また、実際に不妊の検査・治療を受けたことがある(または現在受けている)夫婦は、全体で18.2%、子どものいない夫婦では28.2%、という結果でした。
日本の夫婦の約3組に1組は、自分たちは不妊ではないかと心配したことがあり、約6組に1組は、実際に不妊症の検査や治療を受けたことがあるのです。
この調査結果から、不妊という状態は高頻度で起こっているということがわかります。そして、不妊症夫婦の割合は調査をするごとに増加傾向にあります。
https://medicalnote.jp/contents/171227-018-EI
【増える不妊治療 - どれくらいの割合の人が治療しているのか】より
その理由としては晩婚化が大きく関わっています。
詳細を厚生労働省が提示しております。
https://www.mhlw.go.jp/iken/after-service-20180119/dl/after-service-20180119-01.pdf
【不妊のこと、1人で悩まないで 厚生労働省】
上述からも、妊活・不妊治療のニーズは増えていることが現実です。
しかし、
高齢出産している芸能人がいること
医療技術が発達していること
がメディアを通して目に触れることで、
高齢でも出産出来ると思っている方
他人事に考えているかた
目を背けているいる方
も少なくないはずです。
しかし、どれだけ外見が若くても体内の臓器は衰え、老化してしまいます。
医学的に人類の出産適齢期は22歳から28歳と言われています。
現在は30歳を超えてから出産される方がだいぶ増え、
それが当たり前で20代に出産すると若いと思われますが、
年齢を重ねれば重ねる程、妊娠しにくくなりママの身体への負担も大きくなります。
1番悲しいことは赤ちゃんが欲しいと思った時に
出来ない可能性が大きくなるということです。
そのため、正しい知識が重要です!
ここで再度お伝えしておきますが、
このブログは、皆さんに不安を与える訳ではなく、
将来もっと前から知っておけばよかったという
後悔をする方が少しでも減少したらという
思いから皆さんにお伝えしております。
そのため、このブログを読んで頂くことで
少しでも皆さんが思い描く家族計画が実現出来るお手伝いが出来ればと思います。
実際に、10月4日(金)から「ヒキタさん!ご懐妊ですよ」という
松重豊さんと北川景子さんが主演の男性不妊がテーマの映画が全国公開されました。
https://hikitasan-gokainin.com/
【映画の公式サイト】
この映画は、作家のヒキタクニオさんが、自身の不妊治療体験をつづった
『ヒキタさん! ご懐妊ですよ』(光文社文庫刊)。
まだ世間的になじみの薄い「男性不妊」をテーマに、ユーモアのあふれる語り口で書いたエッセイが原作となっております。
映画「ヒキタさん!ご懐妊ですよ」を
観た感想を書いておりますのでぜひそちらも合わせてご確認下さい!
このように、映画でも取り上げられる程、不妊の問題は身近であるということです!
おわりに
最後までお読みいただきありがとうございます。
社会問題である妊活・不妊治療。
男性不妊のエッセイが映画化した事実を皆さんはどう受け止めますか?
次回以降は映画の感想と共に妊活についてお伝えしていきます。
ありがとうございました。