助産学校

助産学校の臨床実習における心構え!学ぶ事ができる環境に感謝できる人になりましょう

皆さんこんにちは!

助産師ブロガーのえりです!

よろしくお願いします!

 

助産学校では学内の授業を一通り行った後に実習を行います。

実習は

妊娠期分娩期産褥期地域実習

NICU実習助産院両親学級

と様々な分野に別れています。

 

私の学校では実習の前に全ての実習のスケジュールが渡されました。

そのスケジュールに沿って実習していきます。

今回はまず実習の内容の前に、実習に対する心構えに関してお伝えしていきます。

助産学校の実習における心構え

助産学校の実習ではほとんどの実習で患者さんを受け持ちます。

今回は特に分娩介助実習における心構えについてお話します。

 

分娩介助実習とはその名の通り実際に赤ちゃんを取り上げる実習のことです。

助産学生は助産師になるために

10例経膣分娩での分娩介助を経験する必要があります。

そのため、私たちはまず第一に受け持つことを

承諾して下さった患者さんへの感謝を忘れてはいけません。

 

出産は女性の人生において、一大イベントであり、

かけがえのない体験です。

特に出産は産婦さん自身、期待もありますが非常に不安が大きい場面です。

 

また、赤ちゃんという自分や家族にとってかけがえのない存在のを、

必ずベテランの助産師が指導者として付きますが、

学生に託すことは不安の増大に繋がります。

 

もし仮に私が言っていることを素直に受け入れられない方がいたら、

自分だったらと考えてみるといいと思います!

自分が病気になった時や出産するとなった時、

必ず経験豊富なベテランの医師、助産師、看護師に関わって欲しいと思うはずです。

 

中には、学生が受け持つことを快く受け入れて下さる方もいらっしゃいます。

実際に、私自身働き始めてから助産師が忙しくてあまりいてくれず、

その時学生さんがいてくれて当に心強かったという体験を

話して下さる方もいらっしゃいました。

 

しかし、全ての方が快く受け入れて下さる訳ではありません。

学生に関わらせて欲しいと伝えた瞬間、

表情が変わったり「えっ。」「嫌だな。」「学生さんか」

というような気持ちになる方もいらっしゃいます。

 

その中でも、受け持ちを悩んで下さる方や出来れば断りたいと思っている方でも

学生さんのためにと受け入れて下さる方もいらっしゃいます!

そのため、自分のことを受け入れて下さった産婦さんや

ご家族の方へ感謝の気持ちを持ち実習しましょう。

 

実習態度も非常に重要です。

その方の気持ちを理解することは難しいですが、

「受け入れなきゃ良かった。」や「学生さんが居ない方が良かった。」と

思われないように、実習態度や言葉遣い、礼儀はしっかりしましょう!

 

また、指導者に対しても感謝しなければなりません。

看護実習を経験しているため実習に関して少しはイメージが着くと思います。

自分が患者さんを受け持つことが出来るのは、

指導者が患者さんに学生の実習のために受け持たせて欲しい旨を伝えて、

了承を得ているからです。

 

新しい人材の育成は大切なことであり、

指導者は自身も同じように実習させてもらい

助産師となったため学生を受け入れます。

ただ、指導者は学生を受け入れることで

自分の本来の業務以外の仕事をすることになります。

そのため、看護学校や助産学校に入ったから

実習が出来るのは当たり前というような考えを

持つことは絶対に辞めましょう

 

病院での実習は患者さんと指導者さんがいて初めて成り立ちます

私も自分が指導者側になり、初めて指導者の苦労や患者さんへの配慮を知りました。

 

実習は実際に患者さんと関わり、

指導者から様々な指導を受けるため不安と緊張を常に抱え、

精神的にも身体的にも疲労が溜まります。

 

しかし、その時に、自分のために患者さんが受け入れてくれたことと、

指導者がどういう調整をしてくれてるかを考えることが出来たら、

少し違う視点から実習を捉えることが出来るかもしれません。

 

それにより、少なからず自分の成長のために

協力してくれる人の存在を感じることが出来るのでは無いでしょうか。

 

実習では出来ないことに

悩んだり、理不尽なことにストレスを抱える

こともあるかもしれません。

その時は自分が

本当にしたいことやなぜ助産師になりたいと思ったのか

もう1度思い出してみて下さい!

おわりに

最後までお読み頂きありがとうございました。

今回は実習での心構えをお話してきました。

特に助産学生の実習の肝ともなる分娩介助実習では

より受け入れて下さった産婦さんへの配慮が必要です!

患者さんや指導者への感謝の気持ちを忘れずに実習を楽しく乗り越えましょう!

次回以降もお読み頂ければ幸いです!

ありがとうございました。